先日Facebookで紹介したアート展に行ってきました。
紹介しきれないほどの素敵なアイディアにあふれたアート展でした。
便利な物があふれている時代、ついつい時間短縮ができてしまう
簡単なものに手を出しがちです。
たとえば、学校に子どもたちが早く来た時、
iPadで遊ばせるって簡単でラクです。
iPad渡すだけで子どもは夢中になってくれますから。
でも、思考力ってつくのかな?
点数を稼ぐとかゴールをクリアするとか、
何かを攻略することだけでいいのかな?
もっとクリエイティブに、答えのない遊びを自分で発想・創造できる空間に
することが、こどもの心と未来を育むのではないかと改めて感じました。反省。
さて、アート展に入って最初に目にとまったのが・・・
トイレットペーパーたち(笑)。
これはいったい何をするんだ?
と思って見てみるとこんなインストラクションが。
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『意味を見つける作品』(Meaning Search Piece)
トイレットペーパー (Toilet paper)
トイレットペーパーを全部出す
(Unroll the entire toilet paper)
やぶれないように
(Without tears)
そして戻す
(And Roll it back)
飽きるまで何度も繰り返す
(Repeat as many times as you like until you are bored)
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へーーーーーーーー!!!面白い!
そして無心でやってみました (笑)。
これって性格が出るなー、あの子は競争が好きだから
トイレットペーパーやぶってでも速さを競うんじゃないかなー
などなど想像しながらやっていると楽しかったです。
その視点はなかったなー!と感心したのが、
『自画像の作品』(Self-Portrait Piece)
机の上に無造作に絵本が何冊か並べられているのですが、
「絵本の世界の中に自分を付け足してみましょう」というもの。
だから絵本に好きなように色をつけたり落書きOKというものです。
イングリッシュスタジオでも古くなった絵本をこんなふうに
有効活用したらいいかも?と思いました。
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『探され人になる作品』(Missing Piece)
自分がいなくなったことにする
(Pretend that you are missing)
自分がいなくなったら、困る人を考える
(Think about a person who would worry about you missing)
その人に、探してもらうために
(In order for the person to look for you)
「尋ね人」の広告をつくる
(create a missing person sign)
柱に貼る
(Post it on the pole)
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私も尋ね人広告を書いて柱に貼り付けてきました♪
誰か見つけてくれたかな(^^)
これは何だか想像できますか?(^^)
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『道具の作品』(Instrument Piece)
調理道具、オフィス道具など
(Kitchenware, office ware)
おもいっきり口を開けて、
(Open your mouth with all your heart,)
目の前にあるものを、じーーーっと見つめる
(and pay close attention to objects)
ひとつひとつの性別を、自由に考える
(Identify the sex and gender of each of these pieces)
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“インストラクションのないエリア”というのもあり、
そこでは梱包材やら木材やらが無造作に置いてあって
「自由に遊んじゃってね!」という空間。
どこまでも自由、答えが求められてない。
たくさんの気づきや学びがあり、幸せな気持ちで満たされた
素敵なアート展でした?